こんにちはチガちゃんです。
今ではなかなかお目にかかれれない蕎麦前「巣ごもり」って一体どんな感じかな?と思う人もいるかもしれません。
もしかすると「はじめて聞いた!」という人もいてもおかしくはありません。
そんな蕎麦屋で美味しい物「巣ごもり」をご紹介します。
現役調理師歴27年で蕎麦鑑定士1級取得者です。
蕎麦屋の「巣ごもり」とは?蕎麦前にもなる美味しいレシピも紹介します。


蕎麦屋の「巣ごもり」はお蕎麦を油でパリパリに揚げた物に具の入った餡掛をかけた料理です。
例えるなら、ラーメン屋さんの「固焼き」を想像すると分かりやすいです。
固焼きの和風バージョンが「巣ごもり」です。
「巣ごもり」の由来は


巣ごもりの由来は中華料理の固焼きそばから来ています。
お蕎麦をツバメの巣のように丸く揚げていたところから、巣ごもりと名前がついたようです。
巣ごもりと言えば有名なお店は「池の端 藪蕎麦」です。
残念ですが惜しまれつつも2016年に閉店しました。
「池の端 藪蕎麦」さんでは具材に海老・椎茸・蒲鉾などにウズラの卵を落としていたようです。
おかめに使用する食材を利用していると推測できます。
蕎麦前にもなる美味しい「巣ごもり」のレシピ


今回は普通の「巣ごもり」では面白くないので、アレンジバージョンのレシピを掲載します。
基本的な作り方は巣ごもりと同じで、食材を変化させてランクアップさせます。
巣ごもりの材料
- 生そば50g
- 鴨肉50g
- 長葱1/5
- 玉ねぎ1/4
- 南瓜1枚
- シシトウ3本
- 蕎麦つゆ90cc
- 出汁90cc
- 片栗粉 適量
- 揚げ油 適量
レシピ
170℃に熱した油で生そばを揚げます。
きつね色になれば出来上がり。
1本食べてサクっとしていれば大丈夫です。(熱いので注意して)
キッチンペーパーで油を切って器に盛っておきます。
無理矢理に巣の形は作らずバラバラに揚げて盛り付けましょう。


鴨肉は薄切りにしておきます。
半解凍で切るとカットしやすいです。(滑るので注意)
長葱は斜めに輪切りします。
玉ねぎはくし形にカット。
南瓜は小さく一口大にカットします。
シシトウは包丁や爪楊枝でさして穴を空けます。
食材の全てを入れ中火にかけます。
鴨肉を軽く炒めると油が出ます。
蕎麦つゆ90cc・出汁90ccを入れ南瓜に火が通るまで煮ます。
フタをすると煮えやすくなります。
食材に火が通ったら片栗粉を水で溶き、回すように入れます。
固さはお好みで。
器に盛ってある揚げ蕎麦に鴨の餡掛をかければ完成です。
- 揚げ蕎麦は事前に揚げておくと楽に作業が出来ます。
- 南瓜は箸で柔らかく刺されば煮えています。
凝縮された鴨の脂と蕎麦つゆが合わさることで、旨味が増して豪華な一品になります。
まとめ


いかがでしたか?
名店の食材で再現するも良し。
新しい食材でチャレンジして見るもあり。
それともお蕎麦屋さんで「巣ごもり」を探してみるのも良いかもしれません。
ひょっとすると巣ごもりがなくても「違った美味しい蕎麦前」に出会えるかもしれません。
お読み頂きありがとうございました。
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